木材の高騰が止まりませんね...
- 青柳 隆成
- ブログ
株式会社アオヤギです!
千葉県成田市を中心にリフォーム・外壁塗装をはじめ建材の卸売業もおこなっています。
さっそくですが…木材価格の高騰が止まりません。
アオヤギはもともと「青柳木材」という会社名だったこともあり、木材をあつかう仕事は今でもたくさん行っています。
以前から木材の高騰は話題になっていましたが、今日の日経新聞を見ると「カナダ産木材2割高」という記事がありました。
そこで木材の高騰について少し振り返ろうと思い、この記事を書きます。
ウッドショックについて
木材の価格が高騰して需要が追いつかないことを「ウッドショック」と言います。昔はオイルショックなんて言葉もありましたよね。
今も、ウッドショックの状態と言えるでしょう。
なぜウッドショックが起きたのか?
ウッドショックが起きた原因は、主に「感染症」の影響です。
流れとしては、下記の通りとなります。
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2020年から感染症が始まる
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世界的に感染症が広がった
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とくに中国・アメリカでリモートワークが増えた
↓
リモートワークが増え「そうだ、郊外に家を買っちゃおうか」と思う人が増えた
↓
家を建てる人が急に増えた
↓
家を建てるときに木材をたくさん使う
↓
木材が足らない
↓
海外の木材の値段が上がり「ウッドショック」になる
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日本の木材輸入率は高い
ただ、いくら海外で木材の値段が高騰したとしても、それは海外の話です。
そのため「日本でウッドショックがなぜ生まれるか?」と言う疑問もあると思います。
理由はカンタンで、日本は木材輸入率がとても多いのです。
実は日本って森林大国で「農林水産省」を見ると国土の67%が森林です。
しかし日本では木材をなぜかたくさん輸入しています。
その理由は「木材輸入の自由化」です。
木材輸入の自由化ってなに?
むかし、日本の木材自給率はとても高かったです。
しかし、海外からの木材輸入を「自由化」したことで、国産木材の価格が高騰してしまいました。
例えば1本5,000円の国産木材と、1本2,000円で購入できる海外の木材なら安い方を選ぶ人も多いでしょう。
結果的に国産木材は海外の木材に負けてしまい、国産木材の価格は高騰。
結果、日本は多くの木材を海外から輸入する形となりました。
木材を海外から輸入していますから、海外の木材価格が高騰すれば、日本にも影響が出ると言うことです。
木材自給率は少し上がってきた?
「林野庁」を見ると、2020年の木材自給率は41.8%まで上昇したと報告がされています。
自給率が上がることで、日本の木材業界が良い方向へ向かうと良いですね。
ただ、カナダ産の木材は値段が高騰
ただ、「カナダ産の木材は高騰」しています。
原因はロシア産の木材の供給が止まったこと。
ロシアからの木材供給が止まり、ヨーロッパの木材が不足中です。
同時に、日本が輸入している海外木材の値段も上がっています。
木材にかぎらず、他業界・商品にも影響が出てきています。
アオヤギは、開業50年以上。成田の施工実績1,500件以上。
これまでに培ってきた実績と経験を生かし、お客様が安心できる外壁屋根リフォームをご提供できるよう、日々精進いたします。